2011年02月04日

極私的自転車案内〜第七回「ドロップハンドルがやってきた」

新しい自転車は車で取りにいくということも考えられたのですが、やはりここは電車で取りに行って走って帰るべきだろうということで、ヘルメットとグローブをリュックにつめ、電車に乗り自転車屋さんへと向かいました。

さて、私が新しい自転車を求めた理由は、ドロップハンドルの自転車なら速く走れるのかもしれない?という、まったくもって道具に頼った発想が元になっていたのですが、ドロップハンドルの自転車に乗るのは初めて。
納車前夜から少し心拍数があがっていました。

自転車は家から12kmほど。
初めてのドロップハンドルということもあり、自転車屋さんは埼玉最大の街と言ってよく、交通量も激しいということもあり、ちょっとした冒険です。


新しい自転車との対面。ぴかぴかの新車。
説明を受け、支払いを済まし、店の人に見送られて自転車にまたがります。
店の対応としてはいいのですが、見られていると緊張してしまうのでやめて欲しいにも程があります。

ハンドルを握り、ペダルにあしを乗せ、重心を前方に移動しつつ、踏み込みます。
意外と普通に走ります。走行中は普通のハンドル(以降フラットバー)の自転車よりも安定しているイメージ。すすすーっと前に進んでいきます。
せまいところを通るときは若干緊張しますが、町中も問題なし。
バランスがよいので発進がスムーズ。

荒川のサイクリングコースに出て、しばらく走ってみました。
確かに速い。
これは前傾姿勢による空気の抵抗の少なさ、重心の分散による直進の安定。
そして力の入る乗車ポジション。
何より自転車自体の軽さや抵抗の少なさ。ホイールも手で回すといつまでも回っている感じです。

PRONTOはシクロクロス車。
ドロップハンドルですが、やや太めのタイヤをはいています。
それでも、ぐいぐいスピードに乗って進んでいきます。

DSCN1463.JPG


ドロップハンドルのメリットで忘れてはいけないのがポジション。
ドロップハンドルは3つの場所を持てるのです。
よく初めてドロップハンドルをにぎると、人は下ハンドルを持ってしまいます。
私もそうでした。
しかし、これは走行中の特にスピードを出したい時などに持つ場所で、普段にぎるのは、ブレーキにすぐ手が届くブラケットなのです。
そして、ステムから真横にのびた部分。この3か所を使い分けることで、疲れずに走ることができます。

フラットバーでもハンドルのはしにアシストバーをつけることがあります。


ハンドル.jpg


そしてもうひとつ。
変速の方法です。フラットバーではハンドルに変速レバーがついていたり、グリップをカチカチ回して変速します。
対して最近のドロップハンドル車の多くはブレーキのレバーと一体になっているのです。
ブレーキレバーについているレバー、ないしはブレーキレバー自体を内側に押し込むことで変速します。
ブラケットを握っているとき、ブレーキとハンドル操作、ギアチェンジが全て手元でできる、スゴイしくみです。

ドロップハンドルは私にとてもフィットしていたようで、この自転車に乗り始めてから、自転車天国という名の沼にはまっていったのでした。
ドロップハンドル、こわくないですよ。ぜひ!

※マウンテンバイク乗りの友人に勧め、乗せてみたところ、前傾が怖い!とか、うすいサドルで尻が痛いとか、さんざんでした。そんな人もいるのもまた事実です。
しかし、その友人も今ではすんごいロードバイクを買うに至っています。

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2011年02月03日

極私的自転車案内〜第六回「イタリアの青い空〜自転車メーカーの話」

今をさかのぼること数年前。
数ある自転車メーカーの中から私が選んだのはBianchでした。


Bianchi……
それはイタリアの自転車メーカー。
現存する最古の自転車メーカーでもあるという。


Bianchi……
それはビアンキ。
ビアンチとは読まない。
試しにお店でうれしそうに「ビアンチください!!」と言ってみましょう。
後々までつらい思い出となることでしょう。


Bianchi……
それはイタリアの自転車メーカー。
イタリアと言えば、この極私的自転車案内〜第三回において
イタリアの人は時間にきちっとしていなさそうなんて書いてしまいました。
ザッケローニ監督の活躍を見たあとでは心から謝りたい。
ごめんなさい。
そしてアジアカップ優勝おめでとう!熱い試合でした!!
燃えました!!


てなわけでうちにBianchi Prontoがやってくることになりました。
色はチェレステという少し青みがかった明るい緑。
「チェレステ」は『青い空』という意味で、Bianchiのあるイタリアはミラノの空の色を模しているとか、職人さんが毎年空の色を見て決めるとか、先代のイタリア王妃のマルゲリータの目の色からとったなどといわれています。
工業製品にまつわるこうしたエピソードは好きで、多少派手な色ではあるのですが、そんなことも決めた一因です。

IMG_6077.JPG



当時の私は自転車知識レベルで言うと、まだ自転車の夜明けレベル。
明治維新前夜。という状態です。
自転車メーカーといえば、ブリジストンであり、丸石自転車ほいのほいのほいであった。
それと自分が乗っていたmuddyfoxを出していたアラヤ。
ちょっと外国製の…といって話に聞いていたのはGIANT、フランスのプジョー、そしてこのビアンキくらいでした。
しかし、実はたくさんの自転車メーカーが世の中にあって、それぞれ個性的な自転車を出しているのを知りました。はっきり言って、初心者にとって何が良いのか分かりません。
第一回でも述べましたが、自転車に関するインプレッションをはじめとする情報は圧倒的に少ないのです。
しかし、自転車の良い悪いは乗ってみないと分からないし、人によっても印象がまったく違うのです。基本的に試乗ができるものも少なく、自転車購入はちょっとしたギャンブルです。


そんな私がビアンキを選んだ理由は、どこかで素敵自転車として記憶にあったことと、アメリカよりはヨーロッパの方がなんとなく好きだった。そして、見た目の印象です。

よく自転車何買えばいいかなあ??と聞かれ、ああだこうだ説明してしまいますが(説明が大好きなので)、とにかく気に入った色やデザインの自転車に自分の求める機能があり、予算が合えばそれが(その時点で)いちばん良い自転車なのだと思います。

そういった意味では自転車をどう使いたいか、を決めるのが大事です。
そして、最初のうちは、好きなの買っちゃえ!というのが正解な気がします。

さて、このPRONTO、DE ROSAがある今でも気に入っていて、ちょっと走りにとか、普段使いに、いまだによく乗る自転車です。
出撃頻度では一番乗っているかも知れません。

自転車のおもしろさをより深く教えてくれたのもこの自転車ですし、あちこちに走りにいき思い出もいっぱいです。
そういった意味でも、自転車を選ぶ時、価格や性能も大事ですが、購入の際には印象で気に入った自転車というのを選んで、後々までつきあえると良いと思います。

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2011年02月01日

極私的自転車案内〜第五回「決定!そして発注!!」

欲しかった自転車が売り切れ中!!
しかも半年以上待ちの恐れも!?
新自転車は来年か!!??

頭の中には、そんな東スポ見出しが躍りました。
蹌踉として店を出る私にさまざまな選択肢がうかびました。
どうやら、ネット上には在庫のあるところもあるみたいです。
いくつかまわったうちの店でも見かけていました。

迷いつつ、その店に行ってみました。
すると残念ながらちょうど良いサイズが無く、調べてみると別の店にあるとのこと。
しかし、その店は取り寄せも面倒そうな対応で、その店のオリジナルバイクに話が及ぶときだけ饒舌になるという、イマイチいけ好かない感じでした。(後に他のスタッフの方は良い方もいるっぽいことが判明)

そこで、ふと気に入った自転車屋さんで見かけた自転車を思い出します。
あの天井からぶら下がっていた1台(スポーツ自転車屋さんはよく、天井から自転車がぶら下がっています。)。

それは同じビアンキ。同じシクロクロス。
それはPRONTOという車種でした。
これならすぐに手に入る!急に候補にあがってきました。

ただし、上級のグレード。予算もアップ。
さらに、単色のLupoにくらべ、PRONTOはやや派手なグラフィック。
長く飽きずに乗れるという条件もあったので、こういうデザインはどうなのかナー?というのもありました。

ちなみにグレードが上というのは、フレームの材質や、つくり、重さがちがうということ。
そして、変速機やらくるくる回すクランクやらの総称「コンポ」が良いものになっているのです。

しかし、迷いに迷った結果決めました。
今年の夏は2度と無いんだぜえ!!という理由がひとつ。
それに良いのを買って長く使うが私の買い物道。
デザインに関しては気恥ずかしいのをのぞけば問題ない。
ということになりました。
とにかく確実にいえるのは縁を大事にした方が良いのが自転車です。


店に行き、これが欲しいと話しをし、店のお兄さんは笑顔で深く頷きました。
そしてサイズをはかることに。

自転車のサイズは、身長や腕の長さ、足の長さから、もっとも良いサイズを選びます。
だいたいの目安はあるのですが、やはりお店と相談するのがよいでしょう。
ある程度しっかりと決めておけば、乗りながらステムの長さやシートポストの高さ、サドルの前後、角度の調整などで良いポジションを探していきます。
乗車姿勢は乗っていくうちに変わっていくものなので、ポジションを探しながら乗っていくイメージです。

じてんしゃ2.jpg

僕は身長175cmなのですが、2つのサイズのどちらでも大丈夫そうとなりました。
在庫は小さい方だったのですが、悩んだ末大きい方をお願いしました。
というのは、小さいほどトップチューブの角度がナナメ(自分に向かって下がる)になってくるのですが、自転車はトップチューブが地面と水平な状態(ホリゾンタルと言います)に近い方がかっこいいと思っていたからです。
小さいサイズでステムを前に伸ばし(長いステムをつける)シートポストを長く伸ばすという方がかっこいい!という方も少なからずいるので好みですね。

手付け金を10000円ほど入れ(1000円でもいくらでもいいですよお。と言ってくれました。)、
納期を聞くと、組み上げてくれるまで10日くらい。
そう。自転車はバラでやってきて、自転車屋さんが組み付けるのです。
自動車とちがい、メーカーが組んでくるわけではありません。
良い腕で組んだ自転車は明らかに操作感、安全性がちがいます。
ここが、良いショップを探さなければいけない理由でもあるのです。

10日……
はっきり言って待ちかねます。マチカネワニです!
(※マチカネワニ…30〜50万年前頃の日本に住んでいたワニ。大阪で化石が発見されています。)

続きます。


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2011年01月20日

極私的自転車案内〜第四回「びっくり自転車流通のヒミツ」

自転車購入を決め向かった店。

そこは、大手のチェーン店に属するスポーツ自転車専門店で、数名いるスタッフも親しみやすく親切でした。よく大手は良くないという話を聞きますが(薄利多売によるそこそこサービスなどといった理由で)、ここはそんなことはありませんでした。
とはいえ、友人とともに同系列の別の店に行ったところ最悪の対応だったので、各店の方針や人なんでしょうね。結局。

私が検討に検討を重ねて選んだのはロードバイク!あの、速くてタイヤが細くてハンドルが曲がっているやつ!!
ではなく、シクロクロスというカテゴリーの自転車でした。
これは、一見ロードバイク、しかしタイヤは太めでしっかりという自転車で、ロードバイクで荒れた道でレースしちゃうというヨーロッパではメジャーな競技に使われるカテゴリーです。

当時、出入りしていた事務所が都内新宿にあり(当時の住所は埼玉県富士見市)、そこまで自転車で行っちゃおう!というもくろみもあった私は、ロードバイクの細いタイヤではパンクも怖いし、運転に神経使いそうだと考えていました。
ロードバイクの用に速く走り、少々荒れた道でもどんとこい!という全部乗せラーメン、いいとこ取りの万能バイクに思えたのです。

今ならばそれならロードで大丈夫!パンクなんて滅多にしないし、チューブ換えればいいっすよ。と言いますが、当時はそんな葛藤の末の選択でした。

選んだのはビアンキというイタリアのメーカーのルポという車種。

LupoC.jpg

http://www.cycleurope.co.jp/2005/bikes.htm より引用。

鉄(クロモリ鋼)のフレームに、そこそこリーズナブルな価格帯。
シンプルなデザインのフレームは地味にかっこよく、色もビアンキの特徴的なカラー「チェレステ」という緑色や好きな紺色も用意されています。

これにしよーっと、と浮かれ気味に自転車店に向かった私ですが、そこで驚愕の事実がつきつけられました。


私は自転車って注文すればいつでも買えるものだと思っていたのです。
しかし、しかしですよ。
在庫確認します〜。とパコパコ端末をたたいた末、お店の方は「売り切れです−。」とすまなそうに言うのです。
「そうですか…注文したらいつごろに??」
と、1〜2か月待ちは覚悟かな。長いな。と思いつつの問いに驚くべき解答が…
「分からないのですが、来年になる場合も……」
「ええっ!!来年て……」
なんと、これは5月下旬のお話…

そうなんです。
こうしたスポーツ自転車は生産数が限られていて、欲しい車種が市場に出回るのは年のうち一時期なのです。売り切れたら増産はナシで翌年モデルになってしまうのです。
しかも、ビアンキはあのイタリアのメーカー。
そう、自由で芸術性にあふれ、メシはうまいがあまり時間にきちっとしていなさそうな印象のあの国です(スミマセン)。
いつになるかわかったもんじゃあありません。

もちろん、大量に作っている人気車種や不人気車種、国産はいつでもあります。
しかし、多くは流通上不確定要素が多い。それが自転車界なのです。
超人気車種は、店への割り当ても少ないので、予約で無くなってしまうこともあるという。
そして、その次のチャンスは場合によっては次の年になるということもあるのです。
うーむ。物にあふれた日本において、このような商品があったとは…

つまりは、すぐに欲しい人は「今店にあるものから選ぶ」が正解のようです。
それか、ひたすら待つという苦行。
待ちと言うことは、この夏という自転車的素敵シーズンを1シーズン棒にふってしまいます。
しかし、自分の中で自転車熱は極限まで高まっています。

ほかの自転車にするのか…待つべきなのか……
別の店で探すのか…
YOU、ネットで購入しちゃいなよ。のささやきも耳に響きます。

はたして、私の選択は……


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2011年01月19日

極私的自転車案内〜第三回「近くて遠い自転車店」

ちょいと間が空いてしまった、このシリーズ。
クロスバイクから始まった自転車趣味。
サイクリングロードで次々と抜かれていくことに疑問を感じ始めた私。
貧脚を自転車のせいにして、ハンドル曲がっていれば速くなるんじゃない?
と思った私はいろいろ調べはじめます。

しかし、その当時は自転車ブーム前夜。
今ほどの情報は巷にあふれていませんでした。
それほど高くなくて、そこそこ使えて…
初心者はそんな漠然かつ贅沢な要求と不安を持ちながら、自転車雑誌などを購入するわけです。

しかし、自転車雑誌に載っている情報なんてえのは極一部です。
初心者がおずおずと手を伸ばそうかっていう入門自転車などはあまり紹介されていません。
知らない用語、たくさんあるメーカーや車種。新しい情報の渦に飲みこまれそうになりながら、あまりの核心へのたどりつかなさがもどかしいのです。

このままでは、らちが明かないと思った私はまず、自転車屋さんに向かうことにしました。
はじめて買うなら、いろいろ相談に乗ってくれサイズなども見てくれるショップで買った方が良いというのが自転車界の通説です。通販でも良心的なショップもたくさんあるのですが、ネットの世界は玉石混淆です。

しかし、実店舗を構える自転車ショップにも良い店悪い店があるのです。
正確には相性の良い店悪い店といった方が正しいと思います。
ネットや雑誌で調べてなるべくアクセスが良さそうな店に行ってみました。

自転車屋さん……
そこは初心者にとって、近くて果てしなく遠いところ。
たむろする常連さんらしき人……
ぴたっとしたタイツ……
高い敷居……
声をかけられても、なーにも分からないので答えようもなく、曖昧に笑ってみたりする……

決して安い買い物ではないので、どこで買ったらいいのか、できれば親切で優しい店員が、初心者を鼻で笑わずにいろいろ教えてくれるところがいい……
入っては、適当に眺め回して出てくるのを数件こなしていきました。。
すると価格やらデザイン、メーカーの好みなどがいろいろと浮かんできて、なんとなーく考えがまとまってくるものです。
なれてくると、楽しそうなパーツやメンテ用品グッズやウェアなどがあり、楽しい空間です。

そこここで、メーカーカタログ入手したり(売っているところも多々)、ネットで調べたりして自分の欲しい自転車を絞っていきました。

とにかくは、1にデザイン、2にカラー、そして何より大事な予算です!
好みのメーカーがあればなおヨシです。

そして、数件まわっている間に、一番雰囲気の良い店に再度行ってみることにしました。
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2010年10月16日

極私的自転車案内〜第二回「クロスバイク」

そんなわけで(そんなわけ、が分からない方は第一回を読んでくださいまし。)、白いクロスバイクを入手した私は、近所から徐々に遠いところまで走りにいったり、たまには、当時顔を出していたプロダクションのある新宿まで通ったりして、新しい自転車ライフを満喫していたものです。

ちなみにクロスバイクの何がクロスかというと、マウンテンバイクとロードレーサーを足して2で割ったような自転車で、そのカテゴリーがクロスしているというわけです。
楽な乗車ポジションに、細身で直径の大きなタイヤで軽快に走っちゃおうというわけです。

このバイクには、エンドバーという、ハンドルの横につけるパーツ(ハンドルの持ち方のバリエーションがひろがります)や、カギのホルダー、ボトルホルダー、ライト、サドルにつけるバックなどをつけて、ちょっとしたカスタムなども楽しみました。
バイクやクルマにくらべてパーツが圧倒的に安いのも魅力です。

自分だけの自転車であちこちに、すいすい出かけるのは楽しいことでしたし、運動にもなって、頭もすっきり、仕事にも良い影響があらわれました。
しかし、のめり込んでいくうちに、走行距離が伸び、すっかり疲れて帰って寝てしまったりして、仕事に悪影響があらわれたということも、また事実なのです。
何事もやりすぎは良くないですね。

そんなこんなで、しばらく週に数回機嫌良く乗っていたある日、ふと気づいたことがありました。
なんか知らんが、ガンガン抜かされる…ということです。
こちらは、がんばってもがんばっても時速30kmに届きません。しかし、世界は広い。そんなワタクシをしりめに涼しげに抜いていく人たちがいるのです。

そこで、自分の貧脚は、ちょっとあっちの方へ置いておいて、彼我の差は何かと考えるわけです。


彼らの乗っているのは、こんなハンドルのついているやつらしい。。。

IMG_1720+.jpg


そう、ロードバイクってやつなのです。
抜かれるのがイヤって言うわけではなかったのですが(ホントはちょっと…)、自転車はいろいろなところへ連れて行ってくれる、素晴らしき乗り物と感じていた自分にとって、より短い時間で遠くまで行けるのは、とても魅力的なことだったのでした。

すると、天使のような悪魔なのか、はたまた悪魔のような天使なのか、何者かが耳元でささやきます。
「このクロスバイクは日常用ってことで、ツーリング用のああいうやつがあっても良いかもね!」
と。

「ロードなんか買っちゃったら、盗まれちゃうからどこでも駐輪ってわけにもいかないからね。2台持ちって、そんなにおかしくないない!!」
とも。

そして、いつのまにか自転車雑誌を買ったり、パーツやメンテナンス用品を買うフリをして、自転車屋に行ってみたりとし始めたのでした。

その先に待っていたのは…
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2010年10月11日

極私的自転車案内〜第一回「私と自転車」

アクセス解析とやらを見ていると、自転車関連で検索して見に来てくれている方も多いので、自分なりのレビュー兼自転車思い出の記をつけておこうなんて思い始めました。

というのも、今、サイクリングロードは自転車いっぱいで、いわゆるブームの様相を呈していて、初心者の方は皆さん、過去の自分と同じく迷ったり悩んだりしながら楽しんでいるのだろうと思ったからです。
そんななかで、がっちりと方向性を定めない、ただ自転車に乗っているのが楽しい人向きの参考にならないゆるい体験記をいくつか予定しています。

第一回は「私と自転車」。
甘酸っぱいタイトルです。
ちなみに我が出身学部の某ゼミでは「野球と農業」というテーマの卒論が出たことがあったそうです。ホントなのかウソなのか、受け付けられたのかそうでないかは、わからないのですが、天才の仕事だな。


自転車には高校生まではよく乗っていました。
懐かしの思い出は、小学生とか中学生くらいに板橋から釣りをしようと荒川沿いを走って、川越近くまで行っていたこと。しかも、ターゲットは雷魚って言うカッチョイイ魚でした。
高校生時分は、当時のはやりはロードマン(ブリジストンのスポーツ車)でしたが、へそが曲がっている僕は、まだそれほど流行っていなかった、マウンテンバイク(当時はMTBって略語は無かったような…)に乗っていて、あちこちへ出かけていました。


そんな私ですが、大人になるにつれバイクやクルマに乗るようになり、自転車には乗らなくなってしまいました。しかし、今から5年ほど前にクルマをしばらくもたなかった時期に「自転車乗らない?」と友人が声をかけてくれ、再び乗るようになったのです。

ただ、そのときは「自転車乗るってなに?」と意味がわからなかったのを思い出します。だって、自転車はどこかに行くために乗る物だと思っていましたから。

友人が言うには「新しい自転車にしたいから、今のを買わないか??」とのこと。数日後、あまり理解しないまま、友人宅へ出かけました。
そこで待っていたのは、クロスバイクというカテゴリーの自転車で、日本のプログレッシブというメーカーの白い車体。細身のタイヤにまっすぐなハンドル、乗ってみるとかなり軽快でした。

友人の提示した金額はそれほど高くなかったので、ふむふむ自転車乗るのも楽しいかもねと思っていた私は、下取りました。
ゆずってくれた友人たちと走るのも楽しく、健康にも良さそうなので、よく走りにいきました。

しかし、その当時は15kmも走ると尻は痛いし、息は上がるしで、実際、板橋〜川越間の16kmを子どものころに走っていたのが驚きでした。

このときの装備は、ヘルメットと指切りグローブ、ユニクロの速乾シャツに、短パンです。
尻の痛さに耐えかねて、パッド入りのインナーを買ったのは乗って1か月くらいしてからでした。
新宿のスポーツショップのお兄さんが「そんなインナーより、絶対レーパンすよ。ぜったいぜったい。」と押し被せてきたので、へそが曲がりきっている僕は、「そんなに言うなら絶対買わない」と、パッド入りインナーにしたのでした。他の店で。

だって、ピタパンは恥ずかしいし、7000円もする物買えませんよ。と、当時は思ったものでした(後に恥ずかしくもなんともなくなりますが)。

そんな風に自転車ライフが始まりました。鼻歌うたいながら、季節を感じて走るのは、めっぽう楽しく、自分ひとりの空間を作れるのも自転車の良いところでした。

写真は、初期のころ友人たちと荒川サイクリングロードを走ったときのもの。サイクリストたちの憩いの場、鳥羽井沼売店「ヤジマ」のイヌさんです。うしろに愛車がとまっています。
焼きそばがうまく、おじさんおばさんがとても優しくて、いい休憩所でした。残念ながら今はもう無くなってしまいました。


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さて、そんな私のあしが、自転車世界という沼にはまり込みます。
近々記事をアップします。
posted by taka@porcupine at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的自転車案内