2011年06月30日

暑い日には朝走る

暑い日が続いています。
寝苦しくて朝早すぎなくらいに早い時間に起きてしまいました。
せっっかくなんで
涼しいうちに走ってこようと、軽く30kmほど走ってきました。

人や車も少なく、道や空気からは今日も暑くなりそうな予感を感じながらも、朝の空気は生まれたてのように新鮮です。
日々のいろいろなことや、心の中の澱のようなものが、体から後ろへと抜けだしていく。
そんな感じがして良いものです。

IMGP2213.jpg
posted by taka@porcupine at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2011年05月01日

苦行

お互い予定がかみあわず、なかなか走りに行けなかった友達と軽く走ることになりました。
前日の天気予報は雨。
しかし、降られたら走るのやめるということにして強行しました。


家を出るときには少し降っている形跡もあったので、自転車はBianchのシクロクロスprontoにしました。
De RosaのNeo Primatoはなにしろ鉄なので、雨にはめっぽう弱いわけです。
錆びてしまうので。
そこ行くと、prontoはアルミのフレーム。タイヤも少し太めでパターンもついているので、濡れた路面にもめっぽう強いという、頼れる相棒なのです。

彩湖に集合。荒川サイクリングコースです。

IMGP37091.JPG

走り出すと雨に降られることはなく、適度な追い風で気持ちよく走ることができました。


往路はね。。。。

行きは追い風ということは、帰りは向かい風です。
行きは向かい風で、帰りもなぜか向かい風ということは多々あるのですが、往復追い風は滅多にありません。自転車の不思議です。
今日も今日とて帰りは向かい風にさらされました。

しかし、今日の風はすごかった。
とんでもない向かい風です。
強烈です。猛烈です。
いろいろ飛んできます。
砂粒や小石のような物が飛んできて、あちこち当たって痛いです。
口の中がじゃりじゃりです。
鉄塔がギギギと音を立ててきしみ、電線はひゅいんひゅいんと不気味な音を立てます。
こいでもこいでも進みません!
横風では自転車を斜めにしないと飛ばされます。
下りで休めるかと思ったら、こがないと前に進みません!!!
もう帰りたい!と思っても、帰りたければ自転車を走らせるしかないのさ!この突風をついてな!という状況です。



木が倒れていました。。。。

f29171841.JPG

猛烈な砂嵐。。。。。

f29466241.JPG

アメダスで調べてみたら、本日のさいたま市、9m/sの風でした。
土手上などは推して知るべし。
我が自転車生活の中で1,2を争う強さの風でした。
今日は完全なる苦行です。

0501husoku.png

ひいひい言ってようやく帰ってきました30km強。あしぷるぷるでした。
まあまあ、いい経験をしたということで^^;

posted by taka@porcupine at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2011年02月27日

春風に乗って

もうすぐ啓蟄。
春ですね。
寒さも和らぎ、強烈な北風もおとなしくなって、呼んでいます。自転車が。
「我を駆れ。そして走れ!」と。

というわけで、愛車NeoPrimatoにまたがり走ってまいりました。
春風に乗って。


しかし…
しかしですよ。

春風に乗ってるのは、私だけではありませんでした。

この時期といえば、そう。
花粉です。

針葉樹には悪いが、花粉症のものにとっては悪魔の粉末以外の何者でもない、アレです。
そして、私は花粉症。
自転車乗りにはマスクをして走っている人もいるのですが、あれは息苦しいのです。

途中から、目がかゆく鼻がむずむずしてきました。
そして、これを書いている今も続いています。
むーん。悩ましい季節です。


ぐしゅ。



今日は埼玉の富士見市にある貝塚公園方面に走りました。

IMGP2119.JPG


補給食は、和菓子屋さんで売っていた縄文どらやきでした。

IMGP2125.JPG


写真を見て思ったのですが、のぼりに書いてある「ぷるるん黒ハートとまと」気になります。

地方発送も承っているそうです(とのぼりに書いてありました)

http://www.1101pin.biz/chigusa/
posted by taka@porcupine at 23:30| Comment(3) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年12月29日

走り納め2010

今日は2010年の走り納めということで、友人とふたり、荒川を軽くながしてまいりました。
距離にして50kmほど。

軽く……というのは、あくまでも距離のことで、今日荒川サイクリングロードを走った方ならおわかりかと思いますが、強烈な風が吹いておりました。
まずは上流に向かっていたのですが、とにかく修行。そして苦行でした。
気合いを入れても時速二十km前半という体たらく。。。
向かい風は向かい風でキツイのですが、横風の時はひどく、顔面に横から突風を受けると、顔の風下側でしか息ができません。ヘルメットもななめになってしまいます。

とにかくは、榎本牧場まで走り、そこで引き返しました。
冬のこととはいえ、きっちり榎本牧場の名物、ジェラート(本日は黒ごま)を食べ、冷えた体に温かい缶入りポタージュを流し込み帰路につきました。

行きは向かい風だから帰りは追い風。かと思いきや、なぜか帰りも向かい風!!!ということは良くあるのですが(自転車あるある)、今日はそのようなことはなく快走できました。
風は強かったのですが、日差しは暖かで楽しく走れ、良い1年の締めとなりました。


IMGP2077.jpg
posted by taka@porcupine at 23:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年11月06日

サイクル詣

7月からこの方、ろくな休みもなかったのですが、ようやく先が見えてきました。
なので幕張で開催されている自転車の展示ショー、サイクルモード2010に行ってまいりました。
先週この状態ならばジャパンカップも行けたのに……

IMG_3980.JPG

幕張では昨今の自転車ブームを反映して、たくさんの人出です。
数々の自転車を見ているのは楽しく、最近満足に乗れていなかったので、無性に乗りたくなってきました。明日乗ろう!

しかし、そんな休みっぽい1日かと思いきや、午後から仕事がらみの所用があり、2時間ほどで立ち去ったのでした。

あぁ…無情……

IMG_3961.JPG

IMG_3979.JPG

夜はうちのカンフー好きが熱烈なロッテ好きなこともあり、日本シリーズをずっと観戦していたのですが、やたらと熱戦の上が6時間の長丁場で見ていて疲れました。明日は決まるでしょうか。。。
posted by taka@porcupine at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年09月18日

巻雲のした

日中、まだ日差しが強いとはいえ、空気のにおいはすっかり秋です。
皆さん、自転車乗ってますか!?

8月うちは少し走っただけでも汗だくだったのですが、心地よく走れるようになりました。良い季節です。


IMGP1910.jpg

今朝走りながら、高くなった空を流れる巻雲を見ていたら、いつもとはちがう感じで走りたくなり、川越市街まで走ってきました。
朝まだ早い道は自動車も少なく、気持ちよく走れます。
1時間半ほどで川越に。
小江戸川越のシンボル蔵の町も、まだシャッターが閉まっていて静かで、自転車を押しつつ歩くのには良い時間でした。


IMGP1894.jpg

今日の走行は70km。
久々にしっかり走った気がします。
午後からは仕事でしたが、体を動かすと頭が活性化するような気がします。
と、いいつつ眠くもなっちゃうんですけどね^^;
昼寝にも良い季節です。
posted by taka@porcupine at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年09月04日

熱中時代

いい飽きましたが、あっついですねえ。
先週15年もののエアコンが壊れたときはちょい青くなりましたが、何とかエアコンを切替えて一安心です。

そんなこんなで、8月は自転車に乗るのも控えめだったのですが、先日走ったときのちょっと怖い話。

朝、7時前に走り出して35kmくらい走ったあたりの8時半、気温はだいぶ上昇していました。ボトルは保冷タイプの720mlを2本。ひとつにはアサヒのスポーツドリンクH2O、もうひとつには水を入れていました。

かなりの気温だったので、ボトルはスポーツドリンクは空、水の方は半分ほどまで減っていました。
そうなると、暑いことですし早めの補給をしなければいけません。
ハンガーノックも熱中症も怖い存在です。

そこで、コンビニに寄ることにし、途中に自販機があったら水分だけでも補給せねばと思いながら、クランクを回します。

ひとつめの自販機…コカコーラボトラーズ。その日はちがうメーカーにしたくてパス。

ふたつめの自販機…サントリー。アサヒかキリンが良いなと思いながらパス。

ひとつめのコンビニ…セブンイレブン。ファミマかえampmがよかったので、パス。

ふたつめのコンビニ…サンクス。前出の理由でパス。

と、ここで、あれあれあれ?と思い止まりました。
普段であれば、補給できるときにしておくのが鉄則。
コンビニはあるときにはあるけれど、探すとなかなか見つからない。なんてこともあるためです。

なのに、どうでもいい理由で補給ポイントをパスするのはなぜ??
どうやら、気づかぬうちに判断力がにぶっていたようなのです。
要は、ぼーっとしてたということ。

これはイカンと、とにかく戻ってコンビニに入り、コーラとスポーツドリンク、ようかん、それとしょっぱいものを採りました。


本人補給にも気を使っているくらいなので、しっかりしているつもりですが、その実、暑さにやられているということかもしれません。熱中症への入り口だったのでしょう。
それなりに、運動をしていて、準備をしている人が熱中症になるのは、この判断力を失っていることに気づかないからなのかも。などと思いました。

水分を採らないから熱中症になる、というその前に体の変調に気づかないところに原因があるということも多いのではないでしょうか。
帰りは、意識的に集中して、頭に水をかけながら帰路につきました。


夏の運動には、早めの休憩を意識して、水分の摂取と、汗で失われるミネラルなどの補給ももマメにしてくださいね。

IMGP1687.jpg
posted by taka@porcupine at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年09月02日

ロードレースの愉楽〜アンダルシアに憧れて

アンダルシアはスペインの南。

今年最後のグランツール「ブエルタ・ア・エスパーニャ」は、アンダルシア地方をスタートとし、スペインを一周します。

グランツールの中でも花形と言われる「ツール・ド・フランス」はバカンスの真っ最中ということもあり、はなやかで観客も多く大声援の中をロードレーサーたちは走り抜けていきます。

しかし、夏の終わりの南スペインは、観客もまばら。

灼熱の太陽、乾いた空気、月桂樹。
そして、突然現れる急峻。

ハードなレースは、レーサーの身を削りつつ栄冠へと道のりは続いていきます。

今日は6日目。今年のレースに関して言うと、落車の連続によりレース序盤で予想外の展開となったジロやツールにくらべ、落ち着いて見られる序盤です。
そのかわり、選手たちにきびしく襲いかかるコース設定で魅せてくれています。はたして、あと2週間のあいだにどのようなドラマが待っているのか。


激しい痛みが体を 電光石火につらぬき
はみだし者の赤い血が カラッポの世界をそめる
薄れていく意識の中 俺はカルメンと踊った
アンダルシアの青い空 グラナダの詩が聞こえた


toro_Osborne.jpg


マッチというよりマーシーで。






posted by taka@porcupine at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年08月01日

ロードレースの愉楽〜意外な飲み物〜

HOLA〜!
8月です。
おっと、今月はブエルタ・ア・エスパーニャが始まると思って、うかれてしまいました。
28日からってえことはまだ一月近くあるじゃねえか。
あわてんぼうだなあ。ご隠居も。


さてさて、
スポーツや健康志向から遠い飲み物といったら何を想像しますか?
お酒は除きましょうか。
あと、とん汁とかカレーとかも。

コーラはどうでしょう?
試合後とかなら冷たいコーラはいいですね。
お酒のなかでもビールなんかは、試合後のお疲れさん的飲み物として、スポーツ的ではあるかも知れません。

でも、試合中といわれると、驚かれるのではないでしょうか。
コーラってまず甘いし、炭酸だし、こぼしたらべとべとしたり、
激しい運動中に飲むものじゃない気がします。
自転車乗りながらだとこぼれることもあるだろうし。
確実に口周りべとべとにし、口をぬぐった手で握ったハンドルもべとべとし、のどに甘い液体がからみ、炭酸で膨満感におそわれる。と、考えるのが普通でしょう。


自転車ロードレースの世界では、レース中に水分や食べ物をとります。
で、ときおりロードレース中継で画面に大きく映し出されるのが、コーラを飲んでいるすがたです。それなりな頻度ででてきます。
ロードレースは過酷なスポーツなので、走行中にカロリーを摂取しないといけません。食べ物も、びっくりする高カロリーな栄養食品を摂ります。ちょっと前は、果物がたっぷり入ったタルトは代表的な補給食でした。


なぜコーラなのでしょうか?
謎物質Xとかが入っていて、力がもりもりわいてくるのでしょうか。
そういえば、コカコーラのレシピは門外不出らしいですね。
何かあやしい物質が……

なんて都市伝説は置いといて、
昨日は多摩湖まで60km、今日は荒川沿いを70km走りました。

IMGP1668.jpg

しかし、この暑さにはやられました。
熱気は吸いこんでも息苦しく、汗で、摂った水分はながれてしまい、何より暑さが体力をうばい、いつもより早く疲れを感じ始めます。

そこで、今までは走行後に飲むことはあったコーラを、今日は試しに途中で買ってみました。

IMGP1672.jpg

確かに若干集中力が切れていた感じがなくなり、リフレッシュします。脚もまわるようになりました。

調べてみると、コーラは固形物のように消化が必要なく、吸収しやすい液体であるためカロリー摂取には有利なんだそうです。
入っているカフェインやスパイスが気分をしゃっきりさせるという効果もあるそうです。
さらには、炭酸には疲労回復を助ける役割があるという説もあって、どうやら運動をすることで体内につくられた疲労物質を体外に出すらしいのです。

なるほどなるほど。
意外と良いスポーツ飲料なのかも知れません。

健康志向じゃないっていうイメージについては、高カロリーが理由としてあげられるかも知れません。健康っていうか、ダイエットですね。
メーカーもこぞって0カロリーのコーラを出しているのがその証拠でしょう。
先日、峠を走り終わり、カロリー補給をと、コーラを買おうと自販機前まで行ったら、全てカロリーオフでした。そのときばかりは、ハイカロリー・コカコーラが欲しい!と切に思いました。
健康のためにカロリー補給しなければならなかい我々自転車乗りのために、カロリー多めコーラを開発して欲しいものです。


しかし、今回の結果だけですと、単に冷たい飲み物を飲んだからかも知れません。休んだから?という気がしなくもありません。

イマイチ実験結果がわかりづらいので、引き続き、コーラの有効性に関しては考察を進めたいと思います。
まずは比較として別の飲料を試してみようかと。
ドクターペッパーあたりは、どうでしょう。
「ドクター」のあたりが効きそうな気が。
あと、ガリガリ君とかも試してみたいです^^

とん汁とカレーは……やめときます。


IMGP1694.jpg

posted by taka@porcupine at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年07月26日

ツール閉幕

ツール・ド・フランス、昨日閉幕しました。
昨日のレースは、栄光の4賞のジャージをまとった4人のランデブーから始まり、走りながらのシャンパンでの乾杯、にこやかなパレード走行。そして、パリに入ってからの熱いレース。そしてシャンゼリゼの特別なゴールスプリント。

総合優勝アルベルト・コンタドール。
不調をささやかれながらも、納得の総合優勝でした。

落車続きで波乱のスタート。
スター選手たちのコンディションの不安。
石畳などを取り入れたコース設定。

少し、乗り切れないものを感じたレースの序盤でしたが、
昨夜の大団円を迎えて振り返ってみれば、それぞれのステージでも、ツール全体を通しても、一瞬一瞬に、それぞれの選手に、それぞれのチームにドラマがあり、見応えのあるレースでした。

おそらくは、多くの人が今年のベストバウト(といういいかたはしない思いますが)にあげるであろう、コンタドールとアンディ・フランクの霧の中の一騎打ち。伝説の一戦となることでしょう。
個人的にもBlogで記事にしましたし、もっとも熱い戦いだったと思います。

このデッドヒートは、今年のツールを沸点まで到達させ、過去の名レースが並ぶ人々の記憶という殿堂に引き上げ、ロードレース中毒者たちの症状を悪化させ、8月末スタートのスペイン1周レース『ブエルタ・ア・エスパーニャ』まで、どうすごせばいいのですかーニャ!?と途方に暮れさせたにちがいありません。
気象庁によると、今年の猛暑はこの一戦に起因せり!と報告されたとか、されてないとか。

そして、忘れてはいけない新城幸也選手。日本人唯一の参加選手として、要所で存在感を見せつけてくれました。ジロの3位に続いて、ツールでも5位をとったステージがありましたし、ゴール前に滑り込む嗅覚にははっとさせられるものがありました。
近い将来、でっかい何かを届けてくれそうな予感です。
残念ながら出場はかないませんでしたが、昨年のシャンゼリゼで熱すぎる逃げを行った別府史之選手も世界で戦っています。
こんな活躍を見ていた子どもたちの中から、将来世界の舞台へ出るレーサーが育つんだろうな、と思うと楽しみです。

番組終了時、さすがに長丁場なので、実況、解説陣も、我々ファンも何か一体感がでるのでしょう。Twitterなどでちょっとした双方向でのやりとりがあることもありましたし、楽しい見方ができました。画面に向かってお疲れ様でした!と言ってしまいます。

ぷすぷすとまだ熱が消えきっていない今ですが、ロードレースファンは毎年オリンピックとワールドカップが来ているようなものなので、いいかげん寝不足です。
1か月鋭気をやしなって、ブエルタに備えます。


では、ロードレースファンの皆様、ブエルタで会いましょう。
Salut!!(←病状悪化)

IMGP1648.JPG






posted by taka@porcupine at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年07月23日

バチバチ!

若者がいたとします。
若くして彼はあるチームのリーダーとなりました。

チームが挑むのは無敵の王者。
昨年の敗北を受けて再び挑んだ、今年。
若きリーダーの兄は旅の途中で弟に夢を託し散っていきました。

そんななか、若きリーダーと彼のチームは一度は王者を追いつめたかに見えた。
しかし、王者は圧倒的な力と好機を逃さぬ巧さで、勝利を奪いさり、
王者の地位を守ります。

そして今日、若いリーダーは最終決戦前の大舞台で王者に挑みました。

チームの面々は若いチームリーダーを勝たせるために、
身を挺して駆け抜け、自らを犠牲にして次々と散っていきます。

とうとう、若きリーダーは王者との一騎打ちに持ち込みました。
霧に煙る、険しい山の中。
やさしげだった彼は、闘志を剥き出しにして戦います。
凄まじい一騎打ちの中、一度は追い込まれるかに見えましたが、
決して引くこと無く立ち上がり、王者に何度も挑みかかり、
勝利をつかんだのでした。


なんのことやら、熱い、熱すぎる展開です。
今日のツール、第17ステージ  ポー〜コル・ドュ・トゥールマレー 174km
まさに、冒頭に書いたとおりの展開でした。
今日のステージを勝ったのは、アンディ・シュレク。
昨年、何度も挑み突き放された、王者コンタドールに真っ向勝負。
時折、「来い!お前には負けない!!(想像)」と、王者に叫びながら、
バチバチの一騎打ち、デッドヒートでした。
最後にステージをとったのはアンディ。

あと3ステージのこすツールですが、最終日は総合争いはしないのが習わし。
実質ツールはあと2日。
秒差は8秒。しかも、最後はコンタドール得意のタイムトライアル。
しかし、アンディはこれまでの彼とは明らかにちがう。
しかも、今年のレースの中で、どんどん変っていっています。

明日は平地のレース。
アンディのチーム、サクソバンクには、平地にめっぽう強い暴れん坊
カンチェラーラ先輩もいます。
今日の無骨なまでのチームの捨て身作戦。
もうひと暴れするのか、サクソバンク!?
アンディの総合優勝に向けて。

見逃せません!!


tof_0007.JPG

tof_0001.JPG

tof_0005.JPG

tof_0008.JPG

tof_0009.JPG
posted by taka@porcupine at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年07月20日

ロードレースの愉楽〜美しき不文律〜

サイクルロードレースには、ルール外のきまりがいくつかあります。
決まりというよりは暗黙の了解です。
いや、もしかするとあらゆるスポーツにあるのかもしれません。

メジャーリーグベースボールにもありますね。
「3ボール-0ストライクから打ちにいってはいけない。」とか。

昨日のツール・ド・フランス第15ステージ、その不文律が胸に響きました。
全20ステージ中の終盤の一戦。山岳ピレネーに向かう自転車乗りたち。
さぞかし、序盤から猛烈な駆け引きが行われているか。というと、そんなことはなく、
ゆるゆると進んでいます。
しかも、明らかに遅いペース。
先頭も横一線ならんで走っています。

IMGP1546.JPG



実はこの日のレース、前半は特別なレースでした。
コル・ドゥ・ポルテ・ダスペ=アスペ峠。
1995年ファビオ・カザルテッリがこの日の山岳コースで、谷へ転落。
命を落としているのです。
途中、カザルデッリの死を追悼する碑の前では、選手たちは十字を切って通り過ぎていきました。

IMGP1551.JPG

IMGP1548.JPG

選手たちは、特別なセレモニーではなく、自主的に安全な速度で走り、カザルデッリの冥福を祈っていたのです。
ロードレース界は彼の死を機にヘルメットの着用の義務化に動きました。
この日のレース出場選手のうち、当時走っていたのは2名のみ。
新しくこの世界に加わった選手たちの、そしてレース自体の紳士的な申し合わせと、それを許す土壌になにか清々しいものを感じました。

そして、少しずつあがるペース。
もちろんここからは真剣勝負です。


こうした不文律はレースの間そこかしこで見られ、1シーズン見るとだいぶわかってきます。このあたりがわかってくると、さらにロードレースを楽しめると思います。
人間らしいというか、おもしろいというか。
解釈もいろいろなので、これがもとでもめたり(自転車の上で怒ったりするだけですが)もしますが、こちらも、そりゃねえよお。とか、さすが○○とか、いいながら一緒に楽しめます。




……


と、いう美しい話だったのですが、この日、不文律のそりゃねえよお的事態により、釈然としないレースになってしまったのも皮肉なものです。

この日までの総合トップの証黄色いジャージ、マイヨ・ジョーヌを着た、気鋭の若手アンディシュレックと昨年の覇者、アルベルト・コンタドールの時間差は30秒。熱いレースが期待されていました。
峠近く、アンディのアタック!と思った刹那、不運のマシントラブルが起きました。
チェーンが外れ、リカバリに数十秒。
この不文律のうちの結構重要なものの一つに「相手の弱みにはつけこまない」という、騎士道精神のようなものがあります。こうした場合攻撃的な行動はとらないのが暗黙の了解なのですが、コンタドールはこのトラブルを目にしつつ、ペースをあげて、結局総合トップの座を奪ったのです。

ルールを破ったわけではないので、悪くはないのですが。。。悪いという。。
後味の悪い結果になってしまいました。
このレース、ツール史上最大の賛否両論として語り継がれることになるかもしれません。
レース中のちょっとしたことではなく、世界の最高峰のタイトルがかかった場面ですから。
表彰台のコンタドールに浴びせられたブーイングが、ロードレースを愛するすべての人にとっての不幸を物語っていました。

さまざまな意見があるようですが、ロードレースは熱く幸せであるべきだ。
と、思います。



画像J-SPORTSより。
掲載に問題がある場合は申し越しください。
posted by taka@porcupine at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年07月11日

梅雨の峠へ

ツール・ド・フランス、昨日から山岳ステージに入りました。
だから、というわけではありませんが、梅雨のスキをついて山登りをしてまいりました。

目指すは埼玉県秩父と飯能のあいだにある峠、正丸峠です。
午後から雨の予報。参院選もあることだし、午後早めに帰るつもりで距離70km、標高差500mのルートをとることにしました。

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=38016354092c306021ef704c07a92c32

同行は友人1名。
友人の車で日高の智光山の公園まで行き7時半頃スタートです。
この駐車場で自転車にタイヤをつけたのですが、狡猾かつ執拗な蚊に数カ所刺されてしまいました。ま、たいしたことあるまいと思っていたのですが、あまりのかゆさで驚きました。
逃げるように走り出したのですが、走行時の風の流れが刺された跡をなでることでかゆさがよみがえるというほどでした。
おそるべし…智光山の蚊……

さて、実は今回のツーリング、NeoPrimatoにとって初の山越えです。
はたして、その実力や如何に…そんな楽しみもありました。

高麗のあたりから、ゆるゆるとした登りが続きますが、まだ楽しいくらい。吾野から正丸へと少しずつ斜度が上がります。
正丸トンネルの手前で右へ入り旧道へ。ここからが本番です。少し休憩してアタックしました。

IMGP2290.JPG


IMGP2293.JPG


もともと登りは得意ではないので、足をつかないようになんとか。と考えていたのですが、くいくい登っていきます。あっというまに、登っていきます。
つづら折りの斜度が上がるところでも、いつのまにか上に上がっている感じ。自転車がからだを押し上げてくれているかのような感じです。
いままでの自転車とは確実に違う感覚です。自転車がからだにフィットして、まるで、歩いているようなイメージで上へ上へと運んでくれます。

ちなみに、友人のTREK MADONE6.9は最新鋭の素材と最新鋭の設計。あくまでもトラディショナルなNeo Primatoとは対極にある自転車です。軽さと現在最高といわれる設計を武器にグイグイ先行して、あっさりちぎられました。
途中少し乗せてもらったのですが、モーターでもついているかのように前に進むスゴイ自転車でした。時速35kmくらいからゆるい登りでも軽やかに加速します。まるで抵抗がないみたい。

頂上で合流。9時半くらいでした。
あきらかに、今までとは疲れ方がちがいます。

IMGP1441.JPG

少し下って再び登り、もうひとつの峠、山伏峠を越えあとは下りです。
適度な重さとねばる車体は下りでもバツグンの安定感。
安心して楽しく下っていけました。

名栗を抜け、スタート地点に戻り、無事にツーリングを終えました。
ちょうど雨も降ってきて、梅雨時のツーリングとしてはとても良い感じでした。
NeoPrimatoの実力にも満足。
今度はもっと距離のある山にまた登りに行きたいと思います。

なんてまったりしながら思ってたら、また蚊に刺されてしまいましたとさ。



そうそう、途中でしたが500km走行を超えました。

IMGP1462.JPG

posted by taka@porcupine at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年07月06日

ロードレースの愉楽〜ツール開幕!

遅ればせながら、ツール・ド・フランス開幕しました。
ジロに引き続き、落車が多く荒れたレース展開です。選手たちには無事にレースを戦って欲しいものです。

また…寝不足…か……

なーんか仕事も忙しいので、ツールをBGMに仕事しようかな…
などと思っています。
サイクルロードレースは、映像が美しいのも見ていて楽しいポイントなので、楽しみがだいぶん減ってしまいますが。

そう!

突然ですが、ここ重要です!!
そうだそうだ、自転車の楽しみを伝える記事をたまに書こうとしてたんだった。
思い出した。


ロードレース中継(スカパーのJ-SPORTSでやっています)は生中継で、4〜5時間自転車が走っている映像を見ます。
とはいえ、選手たちもずーっと全力で熱いデッドヒートをしていたら、死んでしまいます。毎日150〜200kmくらいを20日間走るのですから。

で、ゴール近くとか、山岳の頂上に向かってとか、アイツをここでぶっちぎってやるぜ!!っていう勝負所以外は、わりとのーんびり走っていることも多いのです(といっても、駆け引きはそんな時でもつねに行われているし、時速40キロ以上は余裕で出ています。自転車で。)。

と、いわれてみると、えらく退屈そうでしょう?
見ながら寝ちゃいそうでしょう??
画面がいつでも同じっぽいでしょう???


しかししかししかし、サイクルロードレースがメジャースポーツであるヨーロッパでは、放送にかける予算も大きいみたいで、我々に眠気を与えないレース映像を生中継で画面に送ってくれます(たまに睡魔に魂をうばわれますが)。


レースには後ろにカメラマンを乗せた超絶ライディングテクのオートバイが数台併走しています。
カメラは時には選手たちの表情に迫り、時には地面すれすれにスピード感を映し出し、レース中のドラマを迫力ある映像で届けてくれます。
さらには、ヘリコプターが上空を飛び、レースとともにヨーロッパの町並みや自然の美しい映像を映し出します。

こうした映像美を見るだけでも楽しめるという人も多いのです。
僕も最初は、ロードレースそのものよりも映像に惹かれました。
ヘリのパイロットも良い絵を撮れるように操縦し、バイクのライダーもまたしかりです。これがまた、美しい映像を撮るのですよ。にくいくらいに。


まずは一見

http://www.youtube.com/watch?v=1dhPZruTxqQ&feature=related


知らないヨーロッパの街々を旅しているような見方もできます。
見始めると、次第にロードレースの駆け引きや勝負のおもしろさがわかってきて、次第にはまりこんでいくかもしれません。
自転車にはいろいろな楽しみ方があるのですが、これも大きな楽しみのひとつですね。もし興味があったら見てみてください^^/


IMGP1409.jpg

posted by taka@porcupine at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年06月23日

ロードレースの愉楽

いずれ、サイクルロードレースのおもしろさを記事にしたいな。と、考えているのですが、「百聞は一見にしかず」なBlogを紹介します。

ロードレースを撮影しているフォトグラファー、辻啓さんのBlog
自転車が人力であるが故の激しさと静けさ。そこには瞬間と永遠、熱と華、そして美があります。

http://keitsuji.exblog.jp/

本日から京都でグループ展をされているそうです。

PEDAL STORIES 自転車に魅了された人達
期間:6月23日〜27日(9:00〜20:00 最終日は16:00まで)
会場:京都市国際交流会館(http://www.kcif.or.jp/
出展者:竹之内脩兵・田中苑子・辻啓
お問い合わせ:pedalstories@gmail.com

http://pedalstories.conceptishosting.com/

残念ながら行くことはできませんが、関東で開催されるならぜひでかけたいものです。京都の方がうらやましいです。
posted by taka@porcupine at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年06月20日

梅雨の晴れ間に

梅雨の晴れ間に、
といっても、なんとなく空梅雨になりそうな気がしないでもないのですが(根拠はありません。)、せっかくなので走ってきました。

予報では、昨晩まで雨。
いずれにしろ雨に弱いネオプリマートでは…と思っていたのですが、朝起きてみるといっさい降った形跡がなかったので、しめしめと担ぎ出しました。

いつも、荒川ばかりなので、今日は行き先を変えて多摩湖方面に。
一般道なので信号は多いのですが、変化に富み楽しいものです。いろいろなルートを通れるのもまたよしですね。

以前、川越方面に住んでいたころは狭山湖側から西武ドームの横を抜けて向かっていたのですが、今日は東村山方面から多摩湖に入ります。
当然、東村山音頭がテーマソングになるのはいたしかたないところでしょう。

多摩湖、狭山湖は水源のための人造湖。小高い台地の上にあり、貧脚(脚力が弱いって事です)な私でも楽しめる適度なアップダウンもあります。炎天下むき出しの河川のサイクリングロードとちがい、街路樹の並木の木陰は涼しく、特に多摩湖周辺は、木々の間を抜ける風が良い香りで、東村山音頭の鼻歌交じりで楽しく走りました。

多摩湖には、ムーミンでトゥーティッキが勝手に住んでいた水浴び小屋を思い出すような、古くてかわいらしい取水塔があります。

IMGP1204.jpg

実は多摩湖側から入るのは初めてだったのですが、補給食を持っていなくて、どこかで買おうと思っているあいだに、周回のサイクリングロードに入ってしまいました。
走りながらおなかがすいたなと思いつつ、仕方なく1周。
西武ドーム側にファミリーマートがあるのは知っていたので、そちらに降りていきました。

ランス(アームストロング)も言っています。
「空腹を感じたときはもうおそい」
と。

ファミマに着いたときには、すでにハンガーノック寸前。少し手足にふるえが…
ちなみにハンガーノックとは、餓鬼憑きや、ヒダル憑きのようなものです。
(よけいわかりづらいかも知れませんね。)

「うううう。」
と苦しみながら自転車を止め、
「てんとんとんとんととーん。てととととーん。」
おなじみのファミマ自動ドア音を聞くのももどかしく店内に入ると、あふれんばかりの人の群れ。
「!!!!」
と思ったら、西武ドームで野球があり、買い物をするお客さんでごった返していたのでした。

なんということでしょう!これではハムカツサンドにありつけるのがいつになるかわかりません!!!絶望にうちひしがれました。
周囲の人々は、今年の西武ライオンズの好調を背景に満面の笑顔。
人様の幸福が、空腹という我が身の不幸に追い打ちをかけます。

しかし、こんなパニックにもファミマは迎撃シフトをひいていたようで、驚くべき速さでお客をさばいていったのでした。
そんなこんなで、うれしかったので、ついレジ前で「ジャンボフランク」も頼み、九死に一生を得ました。

ファミマスタッフの活躍のおかげで、回復したワタクシは、もう一度湖畔をまわり、西武ドームを横目に見つつ調子よく無事に帰路につくことができました。

IMGP1217.JPG

所沢を抜け、清瀬から新座へと。
途中、古刹平林寺さんでちょい休憩。
70km弱でした。

IMGP1222.JPG

posted by taka@porcupine at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年06月13日

梅雨明け前に

梅雨は自転車乗りにとってつらい季節。
なにしろ乗れません。
もちろん、「そんなの気合いが入っていない証拠だ!」とかいって、雨でもがんがん乗っている人もいるのかもしれません。が、僕はあまり知らないです。

うちのDe Rosaは「鉄」なので、油断すると錆びてしまいます。梅雨時は、よっぽど予報が信用できないと待機です。

そんなこんなで、梅雨に入る前に走っておくかと、友人と埼玉の方の峠にでも…という話もあったのですが、予定が合わず、またの機会にとなりました。
今日はひとりでサイクリングロードを走り、帰路は一般道を寄り道しながらゆっくりめに帰りました。

途中、ふと目にとまった神社でひとやすみ。

IMGP1111.jpg

こうした寄り道もクラシカルなフレームはよく似合います。

途中再びサイクリングロードに戻りましたが、強い向かい風がきびしかったです。
低気圧…来てます…

posted by taka@porcupine at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年06月06日

歯車の狂った1日

今日は、前につとめていた会社の友人3名と自転車ツーリングの日。といった予定だった。
彼らとは、場所は離れていながらも、皆が荒川沿いに住んでいるということで、ACC(荒川サイクリングクラブ)という団体を結成し今に至っているのである。
結成4年。しかし、活動は数えるほどという体たらく。今回、メンバー2人がロードを購入したためお披露目ツーリングが企画されたのであった。

しかし、なんということであろうか、残念ながらそのうち2人のお子さんが熱をだしてしまい欠席に。しかも、その2人がロード新車お披露目をしようかという、その人だったのである。すでに、計画の根本が揺るがされる事態であった。
残念ながら2人ででかけることに。

前日はひどい豪雨で開催が懸念されたが、朝は曇り。
友人宅前で待ち合わせをすることに。友人Nは隣の隣の駅の近所在住である。
私は昨日の大雨の影響(荒川は大雨の次の日は土手からしみ出した雨水で路面が濡れていることも多い)を考え、NeoPrimatoは置いて、今最も付き合いが長いシクロクロス車ででかけた。気兼ねなくどこでも行ける、古い友人のようなバイクである。友人はスペシャライズドのクロスバイク。
Nはほぼ1年前に行われたツーリング以来、一切乗っていないという。誠にゆるい団体だということがおわかりであろう。

そんなゆる親父の集団だけに、荒川をゆっくり走ってアイスを食って、ラーメン食べて帰る。というさらに親父臭い計画なのである。

IMGP0819.JPG


途中尻が痛い、腰が痛いというNを気遣いながらも、気の置けない友人と走るのんびりツーリングは楽しい。太陽も雲間から顔を出し、気持ちよい。
久々に話をしながらだるだるっと、榎本牧場へ。

本日は黒ごまのジェラート。Nは抹茶。
榎本牧場ではロバの子どもがお披露目されていた。ロードバイクはお披露目されなかったけど、ロバのお披露目が見られたので、当初の計画に限りなく近づいたなということでお互い納得したのであった。

IMGP0828.jpg


この牧歌的雰囲気とあいかわらずのジェラートのうまさに、ここに永住の地を定めようとした我々であったが、遠くから誰かの呼び声が聞こえてきた。その声に耳を澄まして、我にかえった。
そう。ラーメンが我々を待っているのである。
空腹を前進のエネルギーと換え、Nは尻と腰の痛みと戦いペダルを回した。

暑い日差しの中ペダルをこぐ。土手を走り、農道を抜け、車道を疾走する。
ラーメン…
なんという甘やかな響きであろうか。そのひとことが勇気と力を与えた。
「もうすぐだ」
目の前に目的のラーメン屋が見えた。

自転車をとめ、入り口前に行くと看板に張り紙が。

[6月5日、6日は栃木でラーメン作っています!]

「んん?意味がわからないぞ。」

ああ、なんということ…
なにか、歯車が狂っている日なのであろうか。


どうやら、要は休みって事らしい。
栃木のなんたら祭りに呼ばれて出店しているのだそうだ。
「うわあここまできたのに!」
もう栃木まで走る力は残っていない…

IMGP0849.JPG


仕方なく、走り出した。
気持ちよかったはずの太陽が、今は強烈な夏の熱をともなって身を焦がす。
途中、定食屋もあったのであるが、我々の心はラーメンに支配されていた。
「うまい!ラーメンショップ」でも「どさん子」でも目についたラーメン屋に入るしかないということで、力なく進む我々。

しばらく走り、胃袋が悲しい気持ちに支配されそうになったそのとき、いままで目にしなかった黄色い看板が目に入ってきた。

IMGP0856.JPG

[らーめんの小池さん]

「んん?藤子先生に許可は?」と一瞬思ったのであるが、背に腹は代えられない。
知的所有権も大事だが、生き延びることが大事と暖簾をくぐったのであった。

頼んだラーメンはこってり系でなかなかうまかった。
食事処の少ない荒川近辺で、新しいスポットを見つけることができたのも収穫であった。
ここに我々は九死に一生を得たのである。
IMGP0854.JPG


世の中、うまく行かない日というものはあるのである。
しかし、あきらめずに進めば道は開ける。そんな1日であった。


らーめんの小池さん
荒川秋ヶ瀬橋近辺で、空腹で悲しくなったときはここを頼るべし。
http://r.tabelog.com/saitama/A1103/A110302/11006576/

posted by taka@porcupine at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年05月29日

激闘!GIRO Stage19

いよいよGiro d' Itariaも終盤。19ステージです。
今日、レースがまた大きく動きました。

アシストが脱落してしまったマリアローザ、アロヨ。
かわりにレースをコントロールするのはリクイガス。

中盤、ガルゼッリが神風のごときアタック。
マリアローザ グループを後ろに、次々に先頭集団を打ち落としていきます。

淡々と追うに見えたリクイガス トレイン、静かにペースアップし、マリアローザとエヴァンス、ヴィノクロフら、きら星たちを置き去りにしていきます。
その間、エース、バッソのために引きに引き、力を使い、仕事を終え下がっていくチーム・リクイガス。

目の前にそびえるのはジロ伝統の峠、モルティローロ。
平均10%越え、最大18%の激坂です。
そこから、バッソの鬼神のごとき登りが始まります。
エース、バッソ自らが先頭を引き、数日前のゾンコランを思い出させる力強くも静かな走りで、後続に差をつけていきます。

30秒…40秒…1分…

先頭を走るのは、地元イタリアの3人、
バッソ リクイガスのニバーリ、そしてスカルポーニ 

アロヨはじりじりと落ちていきます。
スタート時、バッソとの差は2分20秒ほど。この差を回収されると、マリアローザは移動します。
ガルゼッリに追いつくやいなや、一顧だにせず置いていきます。

2006年に独走勝利を決めてマリア・ローザを決めたのが、このモンティローロ。同じ山でイヴァン・バッソ完全復活を見せつけるか。

タイム差がつき決定的かと思われたが、後ろからはヴィノクロフが猛追をかける。さらには、何度も何度も落ちるかと見せかけて、ゾンビのようによみがえるエヴァンス


山頂。
そして下り。

バッソは下りが苦手と言われています。
しかも、路面は雨で濡れている。

じりじりと、縮まるタイム差。
ここで、怒濤の猛追を見せたのはアロヨ。マリアローザの魔力か、レースの中で劇的な進化を遂げたのか。走りながらオーラを身にまとっていくかのようなアロヨ。


アロヨがが追走ヴィノクロフに追いついたとき40秒差までつめられていました。
そこに追いつくサストレ、エヴァンスら。
マリアローザときら星たち。それぞれのチームのアシストがいないのが驚きでした。ここで、このメンバーで協力をすればバッソも危ういかという状況が作られ、最後の登りにかかります。

しかし、テレビ画面のバッソの顔には日差しが差していました。さらに、路面も乾いてきています。天気もバッソに味方をしたのか。
我慢の下りから待望の登り。

IMGP0596.jpg

マリア・ローザ・グループは、逆に個性の強さのぶつかり合い故か、ペースを落とす。
対して、バッソにとっては必死にバッソのハイペースについてくる、同じチームのニバーリの存在も心強かったに違いありません。
バッソはペースを上げます。
前半戦のイタリア勢の苦渋を発散するかのように、トップのイタリア人3人は追走に差をつけていきます。

ゴールのアーチが見えてきます。
追走とは2分数十秒の差。

レースは最後、足をためていたスカルポーニが最後リクイガスを差してステージを獲り、バッソはマリアローザを獲得しました。

IMGP0604.jpg

アロヨは今思うと独走で追えば良かったのかもしれません。まったく周りから協力を得られませんでした。
しかしまだ、51秒差。まだ何かが起こるかもしれません。

IMGP0599.jpg

あと2日。
今年のGiroも面白い。





※映像のキャプチャは個人的な楽しみのうちとの判断で、放送元のJ-SPORTSさまの文字を入れた上で使用しております。使用が不適切とご判断の場合はすぐに消去いたしますので、申し越しください。
posted by taka@porcupine at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと

2010年05月24日

ゾンコラン

昨日はジロ・デ・イタリア第15ステージ。全21ステージの中盤の山場です。
いよいよ来ました超級山岳。そして山岳ゴール。登り切ってのゴールです。

難攻不落ともよばれる、その山の名はゾンコラン。
レース最大の見所。
総勢160人のエリートアスリートの前に立ちふさがる、大自然の威容。
「かつて2回ジロで通過し、その2度とも勝ち取ったジルベルト・シモーニは、ゾンコランこそが自転車界最難関の山だと断言する。」(JスポーツHPより引用)


ゾンコラン山頂への上りは、距離10.1km、平均勾配11.9%、最大傾斜22%、標高差は1200m。登坂口から少し走ると、平均15%の上りが延々5km続きます。

22%…
1000mの水平距離を走ったときに220mの標高をあがるということです。

ちなみに駅伝で有名な箱根の旧道が、距離10.8km 標高差700m強 斜度7.8%
群馬長野の県境、旧碓氷峠が横川〜峠間で 標高差550m 距離16km 斜度3.5%
茅野から八ヶ岳の麦草峠   距離 28.5km 標高差 1350m  平均斜度 4.7%
信州浅間の外輪山を登る車坂峠が、距離12km 標高差1000m 平均斜度8%

くらべてみるとわかる、とてつもない激坂です。

スゴイのは坂だけではありません。
そこにいたるまで、200kmを走っているのです。その日のうちにです。
しかも3つの山を越えて。
走行時間は6時間を超えます。しかも、そんなレースをすでに15日続けています。

なんでしょうか?なんなのでしょうか?
ロードレースを見続けていますが、人間がこれにチャレンジする動機を考えてしまいます。

人は頂上を征服したいという本能があるのでしょうか。そこに山があるからなのでしょうか。自転車には自転車好きの心を遠くへ運ぼうとする力があります。そういうシンプルなことかもしれません。
答えはわからない…のですが、見る者を間違いなく熱くさせる!それは確かなことです。

とにかく、そんな世界最高峰のレーサーたちさえも戦慄する山が目の前にあるのです。
風車に向かうドンキホーテか、炎をはくドラゴンに槍を合わせる馬上の騎士か。レーサーたちが山に向かい、歯を食いしばり登っていく様には、血湧き肉躍りました。


ペダルを踏み込む人の力と、その力をひたすら前の一点へ進む力と速さに換え、走り、走る、シンプルな自転車という機械。
坂、また坂、カーブ、つづら折り、そして坂、延々と続く坂。汗、
張り詰めた筋肉。食いしばる歯。
山頂を見つめる目。足下に目を落とし、踏む。回す。熱。熱。
山道を、山頂を埋め尽くす観客、悲鳴に近い歓声。
そして山頂。ゴール。そこよりの高見は無い世界。



栄冠を勝ち取ったのは、地元イタリア、2006年のジロ・デ・イタリア覇者イヴァン・バッソ。
終始、力強いペダリングで他の選手に1分以上の差をつけてのゴール。
ゴールの時。ぐっと握ったこぶし。
静かな、小さいガッツポーズは、なによりも大きく、疲れ切った中に見せた笑顔は、なによりも輝いていました。

バッソはここ2年、日本で行われるジャパンカップにもやってきて、にこやかにサインをくれるいい人です。昨年はおしいところでレースを落としたり、乗り切れなかった感があるので、本当によかった。

前出のシモーニ選手は。今期で引退。元所属していたチームに戻り、このレースにのぞみました。
それまでには、さまざまなことがあったのですが、思い入れのあるレースで、思い入れのあるチームで。競技人生に別れをつげようとしています。彼の代名詞ともいえるこの山に挑み、31位。
感無量のゴール。
他の選手も、チームも、それぞれにそれぞれのドラマがありました。

昨夜のステージは、レースという競技ルールに乗った、ライバルやチーム同士の戦いだけでなく、選手個人が、山と、そして自分との戦いをより顕わに見せつけてくれたレースだったと思います。そんな感想です。

quindicesima-tappa.jpeg



posted by taka@porcupine at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車のこと